当サイトではいかに快適に、でもお金をかけずに旅行をするかについて色々記事を書いていますが、海外旅行を完全に楽しむには避けて通れないのが英語。
いかに旅行レベルの英会話を身につけるか、については下記の記事に詳しくまとめていますが、
基本になるのは村上式英語勉強法。
作者の村上さんは英語が全くできなかったのにGoogleの副社長まで成り上がったすごい人。上記の記事で紹介している村上式勉強法はとても良い本なのですが、いくら良い本でも、やっぱり読んだ人全員が英語ができるようになるわけではないのであります。
結局、英語ができるようにならない原因は何なのでしょう?
Contents
英語習得を阻害している「神話」
なぜ、これだけ英語ができるようになる人が少ないのでしょうか?
2017年の秋頃の日本経済新聞に載っていた記事に答えがあります。
原文は、下記サイトに画像がありますが・・・
http://blog.livedoor.jp/takeda_cfo/archives/2098844.html
日本の語学ビジネスの市場規模は約8700億円と推定されている(矢野経済研究所調べ)。
語学学校や学習材料、語学周辺ビジネスなどを含めて日本人が語学学習に投資する年間の総額で、大部分は英語ビジネスと考えられる。ところが、英語を母語としない人たちを対象とする英語能力測定試験TOEFLのスコアにおいて、日本人の平均点は世界でほぼ最下位のグループに属している。
多大な投資をしながら費用対効果の悪い原因は何か。文部科学省の責任や教師の質を挙げる識者もいるが、最大の元凶は学習者自身の「甘えの構造」だ。
英語をある程度モノにするには最低2000時間の学習が必要だといわれる。
英会話学校に週1、2回行ったくらいでは上達しないのは当たり前である(=1回/週、1時間英会話学校に通って年間でたった52時間にすぎない)。学校の音楽の時間にピアノを習っただけでピアニストになった人はいない。さらなる自助努力が必要だ。
ちまたには「楽しみながら」「知らず知らずのうちに」「涙なしに」など、簡単に英語をマスターできるような暗示を与える題名の本や教材、語学学校などの宣伝文句が氾濫している。
しかし、こうした「神話」に惑わされてはならない。ただ「シャワーのように」英語を聞いていたのでは、どんなに長時間行っても効果が上がるはずはない。
語学の勉強は決して楽ではない。(後略)
厳しいコメントですが、まさに英語勉強の本質を衝いている素晴らしい記事なので、ちょっと抜粋します。
英語をモノにするには最低2000時間が必要
多大な投資をしながら費用対効果が悪い原因は何か。(中略)最大の原因は学習者自身の「甘えの構造」だ。
英語をある程度モノにするには最低2000時間の学習が必要だと言われる。
英会話学校に週1.2回行ったくらいでは上達しないのは当たり前である。
学校の音楽の時間にピアノを習っただけでピアニストになった人はいない。さらなる自助努力が必要だ。
「英語を身につけるには最低2000時間が必要。」
母国語が何かによってこの時間は異なるとされていますが、英語には日本語にあまり出てこない周波数が含まれているということもあり、この必要時間は相対的に長くなっています。
「最低」2000時間ということですが、人によってはIQの如何によらず、3000時間を投資すれば他言語の習得は誰にでも可能、という意見の人もいます。
3000時間というと途方もない時間というように感じますが、ここで目安になるのは、
1日1時間のインプットをすれば、3年間で1000時間。
もし1日3時間インプットできれば、3年間で3000時間になります。
3年あれば人生を変えることはできるという意見の根拠は、ここから来ています。
自習しなけりゃモノにはならない!
「シャワーのように」「BGMのように」英語を聞いていたのでは、どんなに長時間行っても効果が上がるはずはない。
語学の勉強は決して楽ではない。
学習機会や道具を手に入れるにはお金が必要だ。勉強する時間と空間はどこかでつくり出さなくてはならない。
アスリートは「サンマ」という戦略をよく使う。
「時間、空間、仲間」の3つの間を利用して努力することである。
いくら英会話学校にたまに通っても、何冊英会話の本を買っても、結局自分で英語を継続的に勉強する時間と空間を作り出さなけてはなりません。
と年初に決意した方も多いと思いますが、果たして継続して時間を投資し続けられている人は何人いるでしょうか?(自分への戒めでもあります・・・!)
継続するためには、やはり強いモチベーションと、英語勉強に当てる時間を作り出す仕組みを作ってしまうことです。
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「時間に投資する」というマインドを持ち続けよう
人間は何事も経験して勉強して成長していくもの。
普段の仕事だって、結局はその作業に投資した時間の分だけ、その仕事の能力が上がっていませんか?
語学の勉強も同じです。
コツコツと「時間を投資」して、語学習得に投じる時間を用意する。
常にこの点を意識して毎日を過ごすことが、1年後、3年後の英語の能力を伸ばすことに他なりません。
トータル3000時間かければ、英語はできるようになる!そう信じて頑張ってみませんか?
そう信じるなら、あなたがスキマ時間にすることは決まってきます。
ダラダラTVをつけるのを辞め、単語帳を開いたり、PodCastで世界のニュースを生の英語で聞くことです。
BBC(英国放送協会)はイギリスのラジオ・テレビを一括運営する公共放送局。Pod Castに登録しておくと1日約2回、全世界のニュースが30分ずつ自動的に配信されます。あとはダウンロードして聞くだけです。
疲れてるのに単語帳はしんどい・・・というなら、まずは英絵辞典をぼんやり眺めるだけでも、全然違います。
Oxford Picture Dictionary: English/ Japanese
語学習得にはコツコツ時間を積み立て投資する。この感覚を忘れないようにしましょう。
まとめ
全世界的に見れば、日本に生まれただけで幸せ者だと私は思っているのですが、英語習得に関しては不利なのは確か。
構造的な問題もあるので、不利なのはしょうがないと諦めて、最初からある程度の時間を投資するんだ!という気概で臨みましょう。
英語ができるようになれば、色んな世界が開けます。
結局は、自分次第なんですよ!
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