ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイルはAviosという名前。
SPGのスターポイントからBA Aviosへの交換ボーナスUPキャンペーンに乗っかり40000スターポイントを67500Aviosにしたので、その有効な使い方を考えていたのですが、どうもネット上には東京発着の使い方の情報は多いものの関西発着のもののまとめがなさそうです(探せないだけかもしれませんが)
というわけで主に関西発着の場合の特典航空券、必要Avios数をまとめてみました。
諸税などは刻々と変化すると思いますので、2017年2月現在の情報となります。
また、Aviosの貯め方についてはこちらを参考にどうぞ。
Contents
Avios使用上のルール
BAのAviosで特典航空券を発券する場合は対象区間の実際の距離(マイル数)によって必要Aviosが変わります。この点、エリアでの移動で必要マイル数が決められているANAやJALとは違いますので注意が必要です。
必要Aviosはハイシーズンとローシーズンでそれぞれ設定されているのですが、BA便以外の利用では全てハイシーズンの必要チャートを参考にするので、実際にはローシーズン用のチャートは日本在住の方にとってはほぼ不要となります。
そんなわけで、距離別必要Avios数をチャートにすると下記のようになります。
Zone | マイル | エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト |
1 | 1-650 | 4500 | 6750 | 9000 | 18000 |
2 | 651-1151 | 7500 | 11250 | 15000 | 30000 |
3 | 1152-2000 | 10000 | 15000 | 20000 | 40000 |
4 | 2001-3000 | 12500 | 25000 | 37500 | 50000 |
5 | 3001-4000 | 20000 | 40000 | 60000 | 80000 |
6 | 4001-5500 | 25000 | 50000 | 75000 | 100000 |
7 | 5501-6500 | 30000 | 60000 | 90000 | 120000 |
8 | 6501-7000 | 35000 | 70000 | 105000 | 140000 |
9 | 7001-10000 | 50000 | 100000 | 150000 | 200000 |
各都市間のマイル数はmileage calculatorで調べられます。
行きたい都市が決まっている場合はこれで簡単に必要Aviosを調べることができます。
このチャートのミソは、短距離での必要Aviosが極めて少ない点にあります。
そして、ビジネスクラスを発券するにあたっては2000マイル以下ならエコノミーの2倍で発券できますが、2001マイルを越えるとエコノミーの3倍のAviosが必要になるのがポイント。
国内線
伊丹ー新千歳
沖縄もいいですが夏には夏の、冬には冬の魅力がある北海道。
伊丹ー新千歳は往復15000Avios+0円。
羽田からなら片道4500Aviosの美味しい路線なんですけどね・・。
普通に先得で予約すると時期にもよりますが最安時期だと11400円程度。
ざっくり往復25000円=15000Aviosとすると1Aviosの価値は1.6円となりあまり旨味がありません。(ただし繁忙期や直前発券する場合は価値あり)
名古屋セントレアー新千歳
伊丹ー新千歳は最安区間じゃないのかあ残念ということで名古屋発着にしてみます。
そうすると9000Avios+620円で発券可能。私は京都在住ですが、京都から名古屋は案外遠くないのでAviosを節約しつつ名古屋にちょっと寄って北海道に遊びに行くという選択肢はなくはないかなと。
伊丹ー函館
それでも北海道が諦められないあなたには函館という選択肢があります。
函館。一泊の週末旅行なら気分転換に良いのではないでしょうか。
9000Avios+0円。行きが11:40-13:10 帰りが13:45-15:25とまあまあ使いやすそうなダイヤでもあります。
伊丹ー青森
函館が片道4500Aviosなので青森も片道4500Avios圏内です。
伊丹出発は7:55 11:40 16:15の三種類が選べてしまうという充実ぶり。
帰りも10:05 14:35 18:20があります。
伊丹ー那覇
次は沖縄。やっぱり沖縄。沖縄に安く行けたらサイコーです。
ITM-OKAは往復15000Avios+0円。まあ距離があるのでしょうがないですね。
ここは条件の良いフライト(関西を朝早くでて沖縄を夕方に出る)は通常手段で購入すると割高になるのでAviosで発券するメリットもある気がします。逆に条件の悪い時間帯であれば片道9000円台から購入できるのであえてAviosを使う必要はなさそうです。繁忙期やいい時間帯に空きがあれば有効な方法になるでしょう。
関空・伊丹発着の沖縄線はこの辺りがまとめ記事になります。
伊丹ー長崎
九州は福岡までは新幹線でアクセスが良いのですが、福岡から先が結構時間がかかります。
九州新幹線ができたのでまだ熊本・鹿児島のアクセスは良くなったものの相変わらず陸路で行くとめちゃくちゃ時間がかかるのが長崎。
そんな長崎もAviosを使えばひとっ飛び。
往復9000Avios+0円ですね。ダイヤも行きは7:10 10:35 14:05 17:30
帰りも8:55 12:20 15:50 19:15と土曜の朝早く行って日曜の夜に帰ってくることも可能!
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国際線
そもそも関空からはどこへ飛べるのか?
今回は羽田・成田から出国ではなくあえて関空から直接出国できるパターンで見ていきます。
そうするとまず関空からはどこに飛べるのかということが気になりますが、これは公式HPで時刻表のpdfを見ることができます。
こんな感じで一覧表になっていますが結構量があって全部見るのは大変です。
全部見たい方は公式pdfを見てもらえれば良いかと思いますが、BAのAviosで発券するのであればワンワールドだけ抜き出せば良いので、ざっくりワンワールドだけにするとこんな感じ。
行き先 | 運行会社 | 便名 | 出発時間 | 曜日 |
台北 TPE | JAL | JL813 | 09:25 | 毎日 |
キャセイ | CX565 | 10:45 | 毎日 | |
JAL | JL815 | 19:15 | 毎日 | |
香港 HKG | キャセイ | CX567 | 09:30 | 毎日 |
キャセイ | CX503 | 10:00 | 毎日 | |
キャセイ | CX565 | 10:45 | 毎日 | |
キャセイ | CX561 | 19:15 | 毎日 | |
上海 PVG | JAL | JL894 | 13:25 | 毎日 |
JAL | JL898 | 17:50 | 毎日 | |
バンコク BKK | JAL | JL727 | 00:40 | 毎日 |
クアラルンプール KUL | マレーシア航空 | MH53 | 11:00 | 毎日 |
ヘルシンキ HEL | フィンエアー | AY78 | 11:45 | 月火木土日 |
ホノルル HNL | JAL | JL792 | 22:10 | 毎日 |
ロサンゼルス LAX | JAL | JL60 | 17:40 | 毎日 |
(時刻表は2017年3月の予定から抜粋。大変なので全部は網羅できません、あくまでざっくり。そして往復にすると分量が2倍になるので日本出発便のみ掲載。香港は曜日別が多いので毎日運行便のみ。)
ワンワールド縛りにすると急に行き先が絞られましたね・・・。こうやって見ると現実的には本数の問題もありキャセイの香港・JALの台湾くらいになってしまいそうですが気を取り直して見てみます。
関西ー台北
それではまずは台湾から。
エコノミークラス
往復15000Avios+6490円。海外旅行にこれでいければまずまずお得かな?
ビジネスクラス
30000Avios+6490円。うーん、一人ならともかく二人だともったいない気がしますね。
行きが3時間15分、帰りが2時間30分のフライトなのであえてビジネスに乗る必要を感じませんが・・・
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関西ー香港
さて、次は距離的にはそれほど遠くない香港。
エコノミークラス
20000Avios+6830円。香港はそこそこ距離があるのでこの20000Aviosは有効な使い方だと思います。
ビジネスクラス
往復40000Avios+8150円。
クラス混在で予約することも可能なので、行きはエコノミー、帰りはキャセイのビジネスクラスという選択肢も良さそうですね。香港までならエコノミーでも大丈夫でしょう。
関西ー上海
エコノミークラス
15000Avios+6140円
ビジネスクラス
30000Avios+6140円
こちらも2時間半程度のフライトなのであえてビジネスに乗らなくても良さそうですが。
上海かぁ・・・数年に一回でいいような気がします(ここは個人の主観の問題)
関西ーバンコク
さて、ここからはちょっと距離が長くなりますがまずバンコク。
エコノミークラス
25000Avios+9260円
ビジネスクラス
75000Avios+9260円
おおーっとここで急にビジネスクラスを発券するにはハードルが高くなりましたね・・
往復ビジネスを発券するには結構かかるので、バンコク発券するために片道発券するという使い方ならまずまず現実的でしょうか。
関西ークアラルンプール
ここは日本出発のものしか発見できなかったので片道。
エコノミークラス
片道20000Avios+3040円
ビジネスクラス
片道60000Avios+3040円。これは高いように感じます。マレーシア航空運行であれば激安ビジネスクラスセールが定期的にあるのでセールを狙って普通に購入する方がお得です。日本発着でもセールの時がありますのでその詳細は下記の記事を参照にしてください。
ちなみにこれはMH53なのでシートはこれですね。
ハワイ:ホノルル
まあ一応これも調べてみます。ホノルル行き。
便数が少ないためか、こちらも片道しか調べるのは難しかったので・・・
エコノミー片道25000Avios+9260円。
うーむ、さすがに距離が長くなると厳しいですね。
アメリカ:ロサンゼルス
お客さんが少ないという噂のKIX-LAX。エコノミー片道30000Avios+10760円。
長距離線をエコノミーで特典発券するならマイルのたまりやすいANAでいいような気がしてしまいますね・・・
まとめ
BAのAviosは主に短距離で特典航空券を発券するには有利なプログラムと言われています。
どうしても東京発着の情報が多いのであえて関西発着での使い方をまとめてみました。
こうやって見ると国際線はかなり選択肢としては限られてしまいますが、まあだいたいこういう使い方があるということを把握しているといざという時に即断即決できそうですね。
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