先日仙台に行くのに行きはANA特典航空券、帰りはpeachに搭乗したのですが、帰りの機内でオトクな「peachの京都観光きっぷ」を機内雑誌で見かけました。
ネットでは情報を探しにくかったのですが、これはオトクだなと思った反面すこしわかりにくいなと思ったので地元的解説を加えたいと思います。
peachとは何か
peachはローコストキャリア(LCC)のひとつで、徹底したコスト削減を行いJALやANAに比べてかなり安い運賃で飛行機で移動できる手段です。
その安さはかなりのものでして、例えば関西空港ー仙台空港であれば最安値は5890円です!
画像はpeach公式サイトより
これは7:20関空発なのですこし厳しい条件の便なので現実的には7500円程度ということです。
対して、ANAでは伊丹ー仙台は旅割55でも19000円前後です。
比較にならないほどの安さですね。
ただ、安いがゆえに問題点があります。
・同一機体をでくるだけ使い回しているので、一旦遅延が起きると玉突き的にどんどん遅延がおきやすい
・ターミナルが主要キャリアよりも不利な位置に配置されていることがある
・座席がレガシーキャリアよりも狭い
・機内サービスは有償。
関空では第二ターミナルが起点
個人的には1時間程度の移動であればシートが小さいことは許容範囲内と考えています。
身長180cm近いのですこしもたれると膝が前の席についてしまうのできついのは間違いありませんが…。
案外不便なのは関空ではpeachだけは第二ターミナルだということです。
羽田などでは第二ターミナルといっても、電車一駅分乗っていれば済むのですが、関空の場合は電車(JR 南海ともに)は第一ターミナルどまりのため、そこから空港バスに乗り継ぐ必要があります。
連絡バスはおよそ5分ごとに運行されており、その所用時間は7-9分です。
(公式サイト参照)
これが案外面倒です。荷物を抱えながらわざわざエスカレータを降りてバスが来るのを待たなくてはいけないので…。
peach機内販売 「なんばきっぷ」
個人的に気になったのはまずこれ、「なんばきっぷ」ですね。
大阪に用事があるならとりあえずなんばまで移動で問題ないでしょう。
価格は特急券込みで1430円が1030円。特急ラピートはなかなか速くて快適なのでこれはいい商品です。
ただし第一ターミナルまではバスで移動しなくてはいけませんが…
競合する商品としては関空トク割 ラピートきっぷですね。これは同様の条件で1430円が1130円ですね。
ラピートなら約38分です。普通電車なら11駅46分です。
なんば➡関空にはこちらを使用し、関空➡なんばはpeach機内販売チケットにすれば安くなりますね。
京都観光きっぷと京都アクセスきっぷの比較
路線としては
淀屋橋ー祇園四条:京阪電車 特急で9駅 48分
所要時間 約100分(乗り換え含まず)
上記区間に加えて、乗車券に記載されている期間の好きな一日で乗り降り自由。
このpeachの機内案内パンフレットを見てどこかわかりやすさに欠けるなあと思ったのは、所要時間がこれだけだと全く不明だということですね。
加えて各路線がどのくらい混む路線かも分かりません。
さらに、南海電車は特急に追加料金が必要だけれども、京阪電車・阪急電車は特急料金は不要というのも関西人以外は不明でしょう…。
まあそこまでpeach側が説明する義理はないといえばそれまでですが…
この路線の問題点は下記です。
京都アクセスきっぷ 1230円(公式)
普通運賃1600円➡1230円です。
所要時間 約100分(乗り換え含まず) 1230円
所用時間はほぼ変わらず。額面はこちらの方が安いですが、peachの方は一日乗り降り自由がつくことを考えれば値段はpeachが有利でしょうか。アクセス面では
・ただし天神橋筋六丁目ー淡路ー河原町は座れない可能性が高い。40分立ちっぱなしは辛いかも。
値段が安いことと、京阪に確実に座れることを考えると総合的にpeachの方が有利かと地元的には思います。
まとめ
関空からの場合は第一ターミナルまでバスで移動しなくてはいけませんが、トータルでの移動費はpeach機内販売の京都観光きっぷはお得です。
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