JGC(JALグローバルクラブ)修行は1年間の間にJALやそのアライアンス・メンバー運行便にたくさん乗ってFOP(FLY ON ポイント)を50000ポイント貯めるというもの。
私は長らくANAユーザーでしたが、旅先によってANAやスターアライアンスだけでは行きにくい所があるな〜と前から思っていて、えいやっと2017年にJGC修行をしてしまいました。その経過や費用のまとめはこちらの記事になります。
あ〜無事に終わったな〜と思ったのが3月末でしたが、その後夏休みにマレーシア航空の格安ビジネスクラスでオーストラリアに行ったので合計69012FOPと、次のランクであるJGCプレミアまであと10988FOPとなっていたのでした。
ここまできたらJGCプレミア行っちゃう?ということで計画を考えますが、どーしても今年はもう長い休みは取れません!なので週末+αで10000FOP獲得する方法を何通りか考えてみました。
Contents
JGCプレミアとは
達成条件
まずJGCプレミアについてですが、その達成資格は
毎年の1月~12月の12カ月間(暦年)で80,000FLY ONポイント(うちJALグループ便40,000FLY ONポイント)以上 または80回(うちJALグループ便40回)以上かつ25,000FLY ONポイント以上
となっており、つまり1-12月で80000FOP。JGCまで到達された方にとっては追加で30000FOP飛べば良いことになります。
ちなみに私はJGC修行の後、マレーシア航空ビジネスクラスを使って17925FOPを加算しました。
主なメリット
JGCプレミアのメリットは公式に詳しいですが、主な美味しいポイントを書き出すと・・
・マイル有効期限の廃止
・専用カウンターチェックイン
・優先空席待ち
・優先搭乗
・ダイヤモンド・プレミアラウンジ利用可能
・ワンワールド・エメラルド限定ラウンジ使用可能
といった所。
わざわざ30000FOPを加算して狙う価値があるかどうかは人それぞれでしょうか。
私も正直JGC止まりでいいや〜と思っていたのですが、なんだかんだであと10000FOPでエメラルド・ファーストのラウンジに入れるようになるならやってみるか!と思った次第。。ここまでやるのも人生にそう何回もないでしょうし。。
<2017.10.26追記>
その後JGCプレミア達成したのでメリットと過程はこちらの記事にまとめ直しています。
10000FOPを週末+αで獲得する方法
さて、ここからは長期休みが取れない日本人ならではの週末+αで10000FOPを獲得する方法について。
東京ベースなら那覇往復でもOK
まず国内線だけで完遂するのであれば、王道の沖縄往復。単純往復ですがFOP単価的には一番効率よくなりがちです。ただ、10000FOPには何往復必要なのでしょうか?
東京ー那覇の獲得FOPはざっくりとこんな感じです。
特便 | 先得 | |
普通席 | 1876 | 1476 |
クラスJ | 2072 | 1672 |
ファースト | 2860 | 2460 |
特便系運賃ではボーナスFOP=400FOPが加算されるので上記のようになります。
FOPの計算の仕方や沖縄線のダイヤ・運賃比較などはこちらを参照してください。
羽田ー那覇のファーストクラスの予約はなかなか熾烈ですので、クラスJを基本に考えると、特便21でクラスJ往復した場合、往復で4144FOP。実際には3往復半必要となります。もしファーストが取れれば3往復で余裕で足りますね!
次に関西ベースの場合の沖縄線のFOPはこちら。
特便 | 先得 | |
普通席 | 1508 | 1108 |
クラスJ | 1656 | 1672 |
というわけで特便クラスJで往復しても3312FOPにしかなりません。3往復では足りず、10000FOPには4往復必要になります。さすがにあと半年で4往復はきつい!
東京ベースの方なら沖縄単純往復でも達成できるでしょうが、地方在住だとかなり困難と言えます。
東南アジアプレミアムエコノミー
そこで次は海外線を考えます。東南アジアはFOP加算1.5倍になり、かつ距離的にも週末+α旅行にはぴったりです。
エコノミーだと加算率が悪いのでここはビジネスクラスかプレミアムエコノミーを考えます。
JAL側もプレミアムエコノミーを売りたいようで、こんな運賃が出ています。
伊丹〜成田〜クアラルンプールのプレエコ往復で108000円。
加算FOPは5407+960=6367の2倍(往復)で12734FOP。FOP単価は8.48(ただし諸税除いた計算)
この運賃は一時期キャンペーン運賃ということでHPに出ていたのですが、どうも今はこの値段がデフォルトになっているようです。その他の都市への運賃とFOPはこちらの記事に詳しくまとめてありますが、
バンコク・シンガポール・クアラルンプールならどこを選んでも大体10-12万円といった感じ。そして東京ベースのFOPはこの通りです。
FOP | |
バンコク | 9408 |
シンガポール | 10736 |
ハノイ | 7691 |
ジャカルタ | 11636 |
クアラルンプール | 10814 |
この時に限っては地方ベースの方が、地方空港〜東京のFOPを安く加算できるのでFOP単価は良くなります。
この方法なら土曜に出発して現地到着〜月曜に帰国便で月曜夜か火曜朝着ができますので(行き先によります)週末+αで10000FOPは超えますので割と簡便。
ただ個人的にはJALのプレエコは今年いっぱい乗ったのでお腹いっぱいというのが正直な所・・・。
もっとFOPが必要ならOKA-SIN
ちょっと脱線しますが、もしもっとFOPが必要ならOKA-SINが現実的な選択肢。
OKA-SINについては下記の記事が詳しいです。
OKA-SINだとこの経路だけで15742FOP FOP単価7.33(当時の値段換算)なので、前後の沖縄往復便を合わせると一撃18000FOP程度となります。ただ、今回はここまでFOPは必要ないので検討から外します。
そしてかなり修行感が強いので、あんまり何回もやりたいものではありません。。
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海外発券だと段違いの安さ
クアラルンプールやシンガポール行きのプレエコが楽かつFOPも稼ぎやすいと先ほどありましたが、時間がある方ならこれは海外発券にするとコストはさらに下がります。
クアラルンプール発券が安いのは最近のトレンドですが、東京への単純往復でもプレエコで76000円。日本発にすると11万円なのは前述の通りなので、その効果は絶大なことがわかると思います。
ただ、この方法だと片道でのFOPは5407+960(東京〜大阪加算)=6367FOPに留まりますので、残り半年でクアラルンプールに2往復するのはちょっと厳しい私はパス。もうちょっと早く下半期の予定が出てたらなあ〜。。
台湾までだと距離が足りない
プレエコで東南アジアってのはもう遠慮したい・・・と考えるとこれが利用できないか考えてみます。
おっ、ビジネスでも手頃な値段では?と思いますが台湾だとビジネスクラスで片道FOPは2894、往復5788FOPと国内線区間をつけたとしても10000FOPには少し力不足です。
それなら那覇発にして・・・と考えようと思いましたがあまりにも面倒な飛び方になるのでやめました笑
キャセイホリデーなら優雅な旅行でJAL修行
楽しみながらビジネスクラスで旅行して10000FOPということであれば、キャセイホリデーを使うのも一手。以前記事にまとめたことがありますが、平たく言うと飛行機+ホテルのパッケージで買うと全体の旅費が安くなるというものです。
詳しくは上記の記事に色々シミュレーションも含めて記載していますが、当時より為替が円安になっているためか全体的に今の方が1-2万円高いのには注意が必要です。
簡単にまとめると、本拠地香港への旅行は割高、経由便でクアラルンプールかシンガポールに行くなら相対的にお得というのが上記の記事の結論になります。そして香港経由の各地へビジネスクラスで往復した場合のFOPは下記。
区間 | 行き先 | その往復2倍 |
NRT/HND | HKG(香港) | 4550 |
KIX | HKG(香港) | 3800 |
HKG | KUL(クアラルンプール) | 3925 |
BKK(バンコク) | 2650 | |
SIN(シンガポール) | 4000 | |
BKI(コタキナバル) | 2850 | |
HKT(プーケット) | 3600 |
というわけで東京〜香港〜シンガポールの往復なら8550FOPになるので、もう少し国内線を上積みする必要がありますが悪くない選択肢の一つです。香港乗り継ぎはビジネスクラス利用なので(JGCがなくても)ラウンジが使えますしね。
(追記)結局どうしたか?
2017.10.1追記
その後色々考えた結果、往復で得られるマイルを先払いする形でプレエコ予約+マイルでビジネスクラスでアップグレードという方法を使いました!
そして実際に乗ってきたJALビジネスクラス:スカイスイートⅢの様子はこちら!
まとめ
2017年も残り4ヶ月と1/3となりました。
狙っているステータスに向けてちょっとFOPが足りないな〜と思っている方もいるかもしれませんので、なるべく長期休みを使わないで10000FOPくらい獲得する方法を考えてみました。
はっきり言ってFOP単価や効率だけ考えれば羽田那覇の往復が一番なのですが、まあちょっとそれもな。。という場合はJAL東南アジアプレエコもしくはキャセイホリデーを考えてみても良いかもしれません。
こちらもどうぞ
沖縄は12月1月は天気が悪いことが多いので要注意。3月から5月くらいが個人的にはベストシーズンでした。
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