バスケットボールファンにとって、アメリカに行ってNBAを生で観戦するのは夢の一つでしょう。
アメリカに行く時間もお金も捻出しないといけないし、プロスポーツはやっている時期が決まっていて、NBAの場合は11月〜5月の間に旅行のタイミングを合わせなくてはなりません。
これがまた日本の夏休みの時期とは正反対なので、なかなかハードルが高いんですよね。。仮にこの時期に仕事でアメリカに行けたとしても、その時、その場所で試合がなければ観戦はできない、まさに運次第なのです!
今回幸運にもNBAのシーズン中に、ちょうど試合がある日にヒューストンとニューオーリンズに滞在できたので、念願のNBA観戦を果たしてきました!一生に何回もない機会かもしれないので、書き残します〜。
Contents
NBAのチケットの買い方
さて、NBA見るためにはまずアメリカに行かねばならないわけですが、そのあたりはこちらの記事を参考にしてください。マイルを貯めてビジネスクラスで往復しています。超快適ですよ!
11月の渡航でしたが、発券したのは5月の頭ころになります。
フライトが確保できたらNBAチケットの購入です。NBAはシーズンが全82試合。だいたいスケジュールが発表されるのは9月か10月頃でしょうか(ちょっとうろ覚えですみません)
つまりシーズン序盤の試合を見に行く場合、先に日本〜アメリカの航空券を手配、その後NBAのスケジュール発表を待つ、ということになります。結構運の要素が強いですね・・
チケットの購入はチームごとに、82試合分が一斉に放出されます。その購入方法は下記に詳しくまとめていますので、もしNBA観戦旅行を計画される方は参考にどうぞ。
ペリカンズVSウルブズ観戦記
アクセスや周辺環境
日本人で、わざわざ直行便のないニューオーリンズまでペリカンズを見に行く人はかなりレアキャラだと思うので、誰得情報ですが一応書きます笑
ペリカンズのホームコート・スムージーキングセンターは町の中心・フレンチクオーターから徒歩10-15分程度のところにあります。
Googlemapで事前に調べていきましたが、地図上では微妙に離れているものの、十分歩ける距離ですね。
試合終了後は夜遅くなるので、帰りのことを心配する方も多いと思いますが、試合終了後は警察が総出でメインストリートは警備されており、ダウンタウンまで歩く人の流れからはぐれなければ、比較的安全にホテルに帰れると思います。
アリーナ内部
入り口は保安検査場のようなゲートがあり、手荷物検査があります。
上の記事にも書きましたが、手荷物はなしで手ぶらで行くのがオススメですね。アメリカで警備員に絡まれたら、面倒です。。
試合開始の1時間ほど前に行きましたが、中にはスポーツバーのような飲食店がありますので、ここで軽食を食べてる人も多いです。
チキン&ソーセージのジャンバラヤが11ドル。下に小さくシーズンチケットホルダーは9.9ドルって書いてありますね!
どうやら本場ではシーズンチケットを購入して、平日の夜でもバスケを見に行くという人も多いようです。
ジャンバラヤというのはケイジャン料理と言われるルイジアナの独特の食べ物だそうです(wikipedia参照)
元々はパエリアが起源ということですが、トマトソースベースで、どっちかというと辛い!まあアメリカでコメを食べるは機会が少ないので、日本人的には食べやすかったかな〜と。
で、腹ごしらえしたらチームショップへ。アメリカでなければ買えなさそーなものを探します。
結局ジャージのTシャツ版を購入。ペリカンズのエース、アンソニー・デイビスの23番にしました。まーやっぱりここはエースの背番号を買うべきでしょう!
ちなみに隣のロケッツ・ハーデンTシャツは40ドル、デイビスは30ドルでした・・。チームの人気によって、グッズの値段も違うようです。世知辛い世の中です。。
さあ、いよいよ人生初NBAアリーナへ入場ですっ。
いやぁマイナーチーム・ペリカンズとはいえ、自分にとっては感慨深いものがあります・・!
入場時は地元のチアチームが演技してました!この辺りは日本でも同じなんですけどスケールが違いますね〜。
試合の様子
今回の席は7列目。iPhoneでもちょっとズームをかけるとこんな感じ。かなり近いです!
試合前にはTVのレポーターが試合前のプレビューなどをコート内で行ってます。ちらっと写っているのはウルブズに今年移籍してきたジャマール・クロフォード。シックスマン賞(最優秀控え選手のような感じ)を何度も受賞している、頼れるベテランです。
平日なので席は空いているところもちらほら。
さて、いよいよ試合開始です!
ニューオーリンズ・ペリカンズはセンターのアンソニー・デイビス(23番)とデマーカス・カズンズ(0番)が中心のチーム。
対するミネソタ・ティンバーウルブズは才能豊かなカール・アンソニー・タウンズ(32番)とアンドリュー・ウィギンズ(22番)が中心のチームでしたが、いかんせんまだまだ若いので接戦を落とすことが多いチームでした。
しかし、今年はオールスタープレイヤーのジミー・バトラー(23番)を始め実力のあるベテランが多数移籍してきたことで、急上昇中のチームです。
NABのオープニングはド派手に選手紹介が行われます!
これがまたよく出来ていて、めちゃ気分盛り上げるのが上手いんですよね〜。90秒で終わるので、観た事ない方は是非どうぞ。
この辺りって、日本でのバスケ放送ではカットされている部分なので貴重な体験です。さらにペリカンズの選手紹介ムービーなんて日本ではレアなので、撮ってきました。
で、ティップオフです!アンソニー・デイビスがコートに向かって行きます。
デイビスは2012年のNBAドラフト1位でペリカンズに指名されて入団。ドラフト1位ってのは日本の野球でいうと今でいう清宮選手みたいなものでしょうか(NBAは世界最高リーグなので注目度は段違いですが・・)
彼は入団してからずっとペリカンズ一筋。なかなか勝ちきれないチームの中で、年々成長して2017年にはオールスターゲームでMVPを獲るほどの選手になりました。
さすが全米ナンバー1センターの呼び声高い選手、ちょっと纏っている雰囲気が違いますね。
こちらは対するウルブズのセンター:カール・アンソニー・タウンズ。こっちもムキムキですね!
タウンズは2015年のNBAドラフト全体1位。つまりこの試合はドラフト1位対決を含め、注目選手満載なのであります。バスケ好きとしては血が騒ぎます・・・!
タウンズは211cm 112kgの巨体ながら、スリーポイントも打てるし、ボールハンドリングも上手いという次世代型のセンター。ちょっとディフェンスがソフトなのが弱点とされていますが、それも今後改善されてくれば、リーグを代表するセンターになると目されています。
コートに向かうウルブズのジミー・バトラー。
こちらもオールスターなのでオーラがあります。バトラーはすごい苦労人で、母子家庭で13歳まで育った後、なんと母親に「お前の顔が気に入らない」という理由で家を追い出されることになりました。
その後は友達の家を転々としながら、なんとか高校まで進学、そこでバスケットボールの才能に目覚めて友人の家族に養子に取られることになりました。
大学へ進学してからもすぐに目が出たわけではなく、NBAのドラフト順位も全体30位とそこまで大きな期待をされていない選手でした。
しかしNBAに入ってからも努力を続け、最初はディフェンスの名手として頑張り続け、その後はオフェンス力も強化され2015年にはNBAオールスターに選出されるまで上り詰めたというストーリーを持っています。
NBAに入っても、いくら才能があっても大成しない選手も多い中、凄まじい努力と根性でのし上がってきたジミー・バトラーにはファンも多いのです(私もその一人)
NBAはモニターが超でかいことも特徴。このようにメイン画面でプレーの様子を見ながら各種スタッツがリアルタイムで(他の会場のも!)更新されます。
アウェーチームがフリースローを打つときは、このような白い風船で邪魔します!
この風船ってどこから出てくるんだろーかと思っていましたが、アリーナの人がその場で配り歩いてましたね!
試合中は動きが激しいので、よほど高性能のカメラがないと、いい写真撮るのは難しいな〜と気づいたのも収穫。
それにしてもiPhoneでこの大きさの写真なら、十分な気もします。
タイムアウト中などにはおねーさんのダンスがあります。こちらが前半のショー、
こちらが後半と、衣装も2パターンありますです。
試合の方は前半からカズンズのスリーポイントが入りまくり、ペリカンズがリードするもウルブズも要所をベテランが締める、接戦でした。
見に行った試合が接戦になるか、ブローアウトゲームになるかは運次第なので、接戦が観れたのはラッキーでしたね〜。
ロケッツVSジャズ観戦記
アクセスや周辺環境
さて、続きまして2試合目のロケッツVSジャズ戦です。
ヒューストンは日本からも直行便があるので、NBA観戦のために行く人がいる・・・かもしれませんね。
ロケッツの本拠地はトヨタ・センター。そうですあの日本のトヨタです。
トヨタセンターはヒューストンのダウンタウンにあり、ホテル街から十分徒歩でアクセス可能な範囲にあります。ちなみに今回私はレジデンス・イン・ヒューストンに宿泊しましたが、アリーナまで3ブロック程度でした。
試合後は夜も更けた時間になりますが、これまたニューオーリンズと同様に人の流れと大きく逸れなければまずまず安全だと思います。
アリーナ内部
チケット手配の記事でも書きましたが、ドアオープンは試合開始の90分前。90分前だとこんな感じでガラガラです笑
flash setasのアプリ画面QRコードを見せるとこのようなチケットがもらえるので、このセクションを目安に自分の席を探します。
ニューオーリンズではそんなに時間がなかったので、ヒューストンではドアオープン直後に入場して色々散策しました。そしたらこれを発見!壁一面にロケットの往年の名選手が・・・!
いやーこれってNBAファン的には大感激なんですよ〜。フランシス・ヤオミン・マグレディ・スコラ。
こちらはもう1世代前の名選手たち。オラジュワン・ドレクスラー時代ですね。
写真の34番と22番の選手ですが、彼らがロケッツにいる時代にロケッツはNBAチャンピオンになっています。なのでヒューストンでは彼らは神のよーな存在です。
トヨタセンターにも内部に飲食店があります。
今回ニューオーリンズに行ってからヒューストンに行ったので、いかにヒューストンの方が都会で規模が大きいか、よく分かります。
だってアリーナ内にこんな立派なTV用のスタジオがあるんですよ〜。
キャスターもがっつり座ってて、堂々とスマホをいじっています笑 どこの世界でも同じですねぇ。。
さて、ハンバーガーとコーラを買って、今夜の席に移動します!
試合の様子
ロケッツはやはりペリカンズより規模も歴史も長いし大きいな〜と思うのが、この永久欠番のリスト。往年の名選手の背番号は永久欠番として掲げられています。
おもむろに試合前の練習が始まります。やはり動きがあるので基本的に写真はピンボケになりますね・・
試合開始前にはホームのロケッツの選手紹介が盛大に行われます!
こちらもド派手!2分で終わるので一度見てみてはどうでしょう〜。
で、試合が始まります!12列目からの実際のビューはこんな感じ。
さっきのペリカンズ戦の写真と比べると遠く感じますね・・・でもこの席でも約3万円なので、これ以上は出せないな〜という感じです。。
この試合の注目選手はやっぱりロケッツのジェームズ・ハーデン(13番)!
ヒゲがトレードマークで、昨シーズンはNBAのシーズンMVP投票第二位という問答無用のスーパースターです。
とにかく得点力がハンパない、ハイパー点取り屋です。ロケッツではパスを回す役割もしており、スラムダンクでいうと仙道みたいな感じです(試合の支配力という意味でも。。)
ちなみにトヨタセンターでは99%の人が13番のユニフォームを着ていて、その人気が絶大なのがよくわかるのですが、中でも金髪ギャルのハーデン・ジャージ率の高いこと高いこと!
ジーンズにハーデンのジャージを着た金髪姉さんが大量にいるのがトヨタセンター!いや〜日本人とはやはり骨格が違うなぁというのが素直な感想でした笑
対するジャズのメインプレイヤーはフランス人センターのルディ・ゴベール。216cmとNBA選手の中でもかなりの巨体を誇ります。
いいセンターなのですが、この試合はハーデンが凄すぎて霞んでしまいましたね・・
というのもこの日のハーデンは1人で56得点!彼のキャリアハイの得点試合となりました!
面白いのがこのメインスクリーン。ハーデンが得点するとこのように画面が変化して、目がグリグリ赤く燃えるんですよー笑
こういうのって、実際にアリーナに行かないとわからないので、現地観戦の醍醐味ですね!
ちなみにこの日のハーフタイム・ショーは世界最年少?の女の子のDJプレイでした。
こんなところはすごいアメリカっぽいな〜としみじみ。。
後半もハーデンの一人舞台は続きます!
ジャズのガード陣のディフェンスは比較的弱いのがこのハーデンの大活躍の要因でしたかね・・。そう考えると強いチームVS下位チームというカードもそう悪くはないのかもしれません。
試合は途中からロケッツの圧勝で決まりだったのですが、そこで飽きさせないのがアメリカのエンターテイメント。
会場には無数のカメラが付いているのですが、途中で観客同士がダンス対決するというコーナーがありました。
419とか433とか書いてあるのが会場のセクションです。会場に流れる爆音に合わせて踊りまくっているとこのように大画面に映し出されるんですよ!
最終的には27点差でロケッツの圧勝でした。
それにしても感じたのは、やっぱりペリカンズよりロケッツの方が規模がかなり大きいし派手だな〜ということ!
できるだけ大きい都市でプレイしたい選手が多いと聞くのも、わかる気がするな〜と実感しましたね〜。
まとめ
バスケ好きにとってアメリカでのNBA観戦は夢!
種々の条件が揃わないと、忙しい日本人には難しいことだからこそ、今回は2試合も観れてとてもラッキーでした。
楽しかったなあ・・・やっぱり人間、やりたい事や実現したい事を常に考えて生きるのって、大事ですよね・・。
またいつか観に行けるように、日々の生活をがんばろーと思いました!
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マイルを日頃から貯めておけば、アメリカ行くにもビジネスクラスで行けますよ!
ルコトリ様
はじめまして。
avios、SPGアメックス、アラスカ航空マイルを駆使してビジネスクラス旅行を楽しんでいる者です。
私もNBAが大好きで、近いうちに現地観戦をしたいと思っています。
北米にお得にビジネスクラスで行きたいのですが
ルコトリさんが考えるベストな方法を教えて頂けないでしょうか。
SPGアメックスを取得してからは、スターポイントのみに集中して貯め
マイルはaviosだけを購入するようにしています。
よろしくお願いいたします。
tsamatei様
コメントありがとうございます。
NBAネタはほぼ自己満足で書いていたようなものなので、こうして反応をいただけるととても嬉しいです笑
ぜひ、実現されてください!やっぱ現地は超楽しいですよ!
ビジネスクラスで行く方法ですか〜。
私なら、Aviosやスターポイントは温存しておいて、ソラチカルートでANAマイルを貯めてANA(かUAの)ビジネスクラスに乗るかなと思います(月並みですが。。)
一人分でよければ(余計な買い物をせずとも外食モニターなどで)すぐに貯まると思います。
Aviosは長距離線には不利ですし、アラスカマイルはお得ですが、マイルのたまりやすさ(つまり総コスト)を考えるとANAマイルが簡便かつお得かな〜という気がします。
もし仮に、ワンワールドの修行をされているのでしたら、クアラルンプール発券日本経由の北米便を探すと思います。
(一時期真剣にこの方法も検討しましたが、なかなか仕事の都合が読みづらいもので、断念しました)
ベストかどうかはわかりませんが、参考になれば幸いです!
ルコトリ 様
アドバイスありがとうございます。
これからもNBAネタ期待しております!
ANA特典は非常に取りづらいので、クアラルンプール発券で検討してみたいと思います。