JGC(JALグローバルクラブ)修行は1年間の間にJAL(とそのパートナー会社)にたくさん乗ってFOP(FLY ONポイント)を50000ポイント集めるというもの。JGCのメリットについてはこちらの記事にまとめています。
通過点である30000ポイントの時点でJMB(JALマイレージバンク)クリスタルという称号がもらえます。クリスタルは正直サファイヤへの通過点でしかありませんが、クリスタルも一つの称号でありステイタス。
クリスタルでもできることをまとめてみます。
Contents
30000FOPでJMBクリスタル
30000FOPが貯まるとHPの画面表示が変わります。
大したことないかもしれませんがそれなりにおお〜と思いますね。
JMBクリスタル到達の公式条件はこちら。
毎年の1月~12月の12ヵ月間(暦年)で30,000FLY ONポイント(うちJALグループ便15,000FLY ONポイント)以上、または30回(うちJALグループ便15回)以上かつ10,000FLY ONポイント以上
わたくし自身のここまでの道のりは下記のような感じです。
計算による予測ではなくて実際に加算されたものベース。関西ベースなので、東京ベースの方とは少しFOPが異なっていると思います。
区間 | FOP | ||
JALプレミアムエコノミー | ITM-HND-BKK | 往復 | 11328 |
マレーシア航空ビジネスクラス | BKK-KUL-KIX | 往復 | 9576 |
JAL国内線特便21 | KIX-OKA | 往復 | 3312 |
りそなJALスマート口座 | 1000 | ||
初回搭乗ボーナス | 5000 | ||
合計 | 30216 |
JMBクリスタルのメリット
開始時期の差について
公式ページによるとサービス開始時期にはそれぞれ差があって下記のようになっています。
ファーストサービス | ステイタス達成の約1週間後より翌々年3月まで |
セカンドサービス | ステイタスカードの到着後~ステイタス達成の翌々年3月末日まで |
サードサービス | ステイタス達成の翌年4月~翌々年3月末日まで |
このうちサードサービスというのはクリスタルには関係ないので、特典メリットは翌々年の3月末まで利用可能ということになります。つまり2017年に修行していれば2019年3月までと。
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搭乗時獲得マイルボーナス
さて、具体的なメリットを見ていきましょう。
ステータス持ちになると大きい部分その1。搭乗ごとのボーナスマイルがアップします。
どのくらいアップするのかというと、
羽田ー那覇に先得系運賃で乗った時、CLUB-Aカード持ちでツアープレミアムなしなら923マイル。
CLUB-Aカード持ちでツアープレミアムありなら1169マイル。
ツアープレミアムは案外大きいということがわかります。
で、クリスタルにアップすると1390マイル!
無印でツアープレミアムなしの時と比べるとマイルも違います!
もちろん距離が長くなればなるほどボーナスは大きくなるので、これは結構大きな違いです。
ちなみにクリスタルになってもFOPのボーナスはありませんのでご注意を。
予約に関するメリット
クリスタル専用予約電話窓口
ステータス会員専用の電話窓口が利用可能。
旅程の相談や細かい運賃規定を聞きたい時に電話で聞けるのは案外メリットです。ANAのSFC対応に慣れてしまっていると繋がりにくい一般電話窓口が苦痛ですからね・・・
優先キャンセル待ち
キャンセル待ちの優先順位が上がります。ただしJGC持ちのメンバーより優先順位が低いのでそこまでメリットは多くなさそうでしょうか。
アップグレードマイル数が減る
ステータス持ちになると大きい部分その2。
座席のアップグレードに必要なマイル数が減ります。しかも結構減ります。
JAL国際線アップグレードという制度があり、公式ページはこちら。
マイルを使ってアップグレードが可能なのですが、ステータス持ちになるとこの必要マイル数が大幅に減ります。
そして現在2017年なら、マイルバックキャンペーンも行われておりお得な制度!
まず、ステータスなしでアップグレードしようとするとビジネスクラスへのアップグレード必要マイル数は
行き先 | 通常必要マイル | 当日の場合 |
韓国 | 12000 | 9000 |
アジア1 | 12000 | 9000 |
アジア2 | 20000 | 17000 |
オセアニア | 25000 | 19000 |
北米 | 30000 | 24000 |
アジア1は香港・マニラまで。それより遠いところはアジア2になります。
上記以外にも設定路線により詳細に決まっていますが、正確には公式を参照してください。
一方ステータス持ちになるとどうなるかというと、現在はマイルバックキャンペーンがあるのでビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数はこのようになります。
行き先 | 通常必要マイル | マイルバック利用 |
韓国 | 9000 | 6000 |
アジア1 | 9000 | 6000 |
アジア2 | 18000 | 15000 |
オセアニア | 20000 | 17000 |
北米 | 24000 | 18000 |
例えばシンガポールへの便でもわずか15000マイルでビジネスクラスにアップグレード可能のなり、これはかなりお得と言えるでしょう。
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空港でのメリット
チェックイン
国内線でクラスJ利用時にはJGCカウンターで手続き可能になります。
国際線の場合はビジネスクラス・チェックインカウンター。これはCLUB-Aカード保有だけでも使用可能なので、クリスタルでの特別感はありません。
荷物の優先引き渡し
預けた荷物が早く出てくるというサービス。
あまり普段は荷物を預けないのですが、預けた時はとても便利なこのサービス。
クリスタルではクラスJ利用時のみ。国際線では適応なしとなっています。
手荷物無料容量
こちらはクリスタルになると
国内線:通常時よりプラス10kg
国際線:通常時プラス1個
となります。家族旅行などで荷物が多くなりがちな場合は不安が一つ減るかもしれませんね。
優先空席待ち
空港での優先空席待ちの順位も上位になり、JGCと同じランクの種別Aになります。
ただ国内線では路線にもよりますがさらに上位の会員も多いのでクリスタルがどこまで通用するかは運次第でしょうか。
まとめ
JAL JGC(JALグローバルクラブ)入会のために必要な修行。
その条件はJMBサファイヤに到達することですが、その過程にあるのがJMBクリスタル。
クリスタルは正直通過点に過ぎませんが、そのメリットについて知っておくと主にマイル計算やアップグレードに関しては少し有利な条件で以降の修行を進められるかもしれませんのでまとめてみました。
私自身はその後JGCを達成して、結局JGCプレミアまで行ってしまったので、その過程の記録は下記にまとめていますので、よければどうぞ。
・JGCプレミア修行解脱。JGCプレミアのメリットと獲得費用のまとめと感想
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