【最終更新:2018.6.2】
おともdeマイルって聞いたことありますか?
変な名前だなぁと思いますが、JALをよく利用する人にとっては実はこれがとってもお得なシステム!
行き先にもよるかと思いますが1マイル=5-7円程度の価値でマイルを利用することができるので、場合によってはめちゃ使えます。
特に地元が地方で、家族で帰らなくてはならない場合などにはとてもお得になります。
この記事ではJALのおともdeマイルの使い方を解説します。
Contents
JALのおともdeマイルとは
まずは公式サイトはこちら。
JMB会員ご本人様を含む、2~4名様までのグループが、同一便・同一クラスにご搭乗のうえ、同一路線を往復する場合にご利用いただけます。
グループのうち1名様はご本人のJMB積算マイル(10,000マイル)でご搭乗、ご同行者は割引運賃にてご搭乗いただけます。
丁寧なようで若干わかりにくい日本語なので噛み砕きますと、本人は10000マイルで、同行者は割引運賃で乗れますよということ。
通常の方法で往復の特典航空券をJALマイルで発券しようとすると片道7500マイル、往復15000マイル使わなくてはなりません。
国内線を発券するのに必要なマイル数はJAL公式:https://www.jal.co.jp/jalmile/use/jal/dom/miles.htmlで調べられます。
ただ、JAL国内線の特典航空券に関しては、上記のようにJALホームページからの申し込みでディスカウントマイルが適応され、
さらに、JALカードを持っているとディスカウントマイルよりさらに少ないマイルで発券することができます。
多くの場合、JALを利用する人はJALカード持ちだと思いますので比較対象はこの必要マイル数になります。
色々割引があるのはわかったけど、じゃあ結局マイルはいくら必要なのよ?
って話になりますが、それは公式ページの早見表を参考にします。カッコは片道の場合。
通常マイル | ディスカウントマイル | JALカード割引 | |
A区間 | 12000 (6000) | 10000 (5000) | 9500 |
B区間 | 15000 (7500) | 12000 (6000) | 11500 |
C区間 | 20000 (10000) | 対象外 | 対象外 |
B区間(中距離):東京からだとA、C区間対象路線以外の全て
C区間(長距離):東京からだと久米島 宮古 石垣
今回検討してみた(伊丹ー山形)区間だとB区間の対象で往復11500マイルですね。
普通に特典航空券で往復するなら1人で11500マイル必要なところが10000マイルで済む。
2人の場合は23000マイル必要なところが10000マイル+αで済みます。
では二人目以降の運賃がどれくらい割り引かれているかがポイントになってくるのですが、この割引率がなかなかのものなんです。
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おともdeマイル:実際の使い方・帰省の場合
私は相方の地元が山形なので、山形にたまに帰らなくてはなりません。
そもそもJALに乗り換えようとしたきっかけがこの辺りでもあります。
まあ山形になかなか行く人は少ないかもしれませんが、地元が地方都市である人はそれなりにいるはずですので参考程度に見ていただければと思います。
さて、仮に帰省として3月のある土日で土曜に伊丹ー山形、日曜に山形ー伊丹を往復する場合をみてみます。
値段表はこのような感じ。
出発時間 | 先得割引 | おともdeマイル割引 | |
JAL2233 | 7:05 | 19800 | 13000 |
JAL2235 | 13:10 | 20800 | 13000 |
JAL2237 | 16:20 | 21800 | 13000 |
さらに帰りの便はというと
出発時間 | 先得割引 | おともdeマイル割引 | |
JAL2234 | 9:45 | 21600 | 13000 |
JAL2236 | 14:55 | 19600 | 13000 |
JAL2238 | 18:05 | 21600 | 13000 |
通常ルートで購入しようとすると、条件の良い乗りやすい時間帯は高くなっており、乗りにくい早朝便が一番安いというとてもわかりやすい値段設定。
おともdeマイルだとなんとどの時間を選んでも片道13000円。
これって結構なメリットだと思いませんか?
体の無理がきく独身ならともかく、家族連れや子供連れの場合に朝7時台のフライトに乗るのは酷というものでしょう・・・
おともdeマイル:1マイルの価値は?
2人でおともdeマイルをこのルートで使用する場合
本人:10000マイル消費+同行者:往復26000円になります。
通常ルート(JALカード持ちは前提)で先得料金で購入する場合
本人:20800+21600=42400円+同行者も42000円で合計84000円!
84000円ー26000円=58000円を10000マイルで購入できたことになりますね。
84000円の出費は家庭には大きいです!
本当はマイルは国際線ビジネスクラスに乗るのに使いたいのは山々ですが、これくらい家計が助かるのならば10000マイルは十分アリ、なんじゃないでしょうか。
2017年5月追記:実際に帰省におともdeマイルを利用してみました。
おともdeマイル:運賃ルールなど
そんなお得なおともdeマイル。
運賃ルールなどを確認しておきます。
利用条件:2018年3月24日まで(2017年8月10日現在)
予約期間:往路ご搭乗日の2カ月前の午前9時30分から4日前まで予約可能
購入期限:予約含めて当日中
予約変更:不可
払い戻し:往復とも未使用の場合のみ承ります。
片道のみの払い戻しはできません。
クラスJ:事前にクラス Jのご予約が可能
タッチアンドゴー:不可
マイル積算率:本人はなし。同行者:普通席 75% クラスJ 85% ファーストクラス 125%
と、抜粋してもなんだか読みにくいのでまとめますと・・・
いつから予約可能なの?
往路搭乗日の2カ月前の午前9時30分から4日前まで
子供にも使えるの?値段はどうなるの?
これは公式から回答があり、
「小児運賃の設定はなく、同行者料金は大人と同額となります。」さらに「おともdeマイル割引と比べて小児普通運賃の方が安い場合でも、一律、おともdeマイル割引を適用いたします。」
ということなので、子供を連れて乗る場合は事前に小児普通運賃と比べる必要があります。
キャンセルの場合はどうなるの?
往復とも未使用の場合のみOK。片道使用後は不可。
クラスJは指定できるの?
これは可能と明記されています。
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もちろん沖縄旅行でも使えます。シミュレート。
さて、普通に家族旅行をするという場合もシミュレートしてみます。
伊丹ー那覇を通常料金で2人乗った場合はウルトラ先得の場合で底値で10300円程度。
往復・二人分で総額41200円。ただしこれは底値なので条件の悪い時間帯に乗ることが前提です。
おともdeマイルを使用した場合
例えば2017年2月
間違いなくどの時間帯も13000円になっていますね。
これだと支払いは
本人:10000マイル+同行者往復26000円となり、10000マイルで約15000円分の支払いをカバーしたことになりますが、これだと全然お得感がありません。
運賃設定の高い便に乗ってこそお得
上記の表で最も有利な時間帯で高い運賃設定、片道24000円の便に乗る前提であれば、96000円ー26000円=70000円分を10000マイルで購入することになるので、これなら割にあう感じになりますね。
まあ、この場合は素直にウルトラ先得で購入するのがトータルでは安くなると思いますが、急に時間ができたから沖縄行くか!という場合には非常に有力な方法になると思います。
週末だけでも沖縄は十分に楽しめますよ!
マイルの価値を高めるなら、国際線ビジネスクラスもあり。
家計の節約という意味ではおともdeマイルは強力。
しかし、マイルの価値を高めるという意味ではやっぱり国際線のビジネスクラスで使うのが、マイル単価は高くなりがちです。
JALビジネスクラスはフルフラットで食事はステーキ、飲み物はシャンパンという夢のような体験ができるので、マイルを貯めて一度は乗ってみるのがオススメです。(きっと、また乗りたくなると思います。。)
まとめ
最初は変な名前だなあと思っていたおともdeマイルは強烈にお得なシステムでした。
国内の家族旅行や実家への家族での帰省などには、かならず利用を検討すべき運賃と言えるでしょう。かなり家計の助けになること間違いなしです。そのためにも本当にJAlマイルが貯まるJALカードを作る必要がありますが、それはこちらの記事を参考にしてください。
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