【最終更新 2018.2.22】
今時飛行機でもネットで予約できるのに、新幹線ってネットで予約できないの!?と思っている方も多いかと思います。以前紹介した方法なら新幹線はネット予約可能でして、しかも普通に買うよりも安く購入できます。
この方法だとJ-WESTカード(年会費1080円)を使用するのですが、このJ-WESTカード、公式サイトが華やかなわりにどうやったらポイントが貯まるのか、そのポイントはどうやって使うのか、さっぱりわからないんですよ・・・
なので公式サイトよりわかりやすくを目標にまとめてみます。
また、新幹線だけでなく在来線特急も割引運賃で乗車できますので、関西空港&「はるか」に安く乗ることもできるようになるのでどうしよかな〜と迷っている方の参考になればなと思います。
<2017.10.24追記>
2017.9.30より「スマートEX」サービスが始まりました。
年会費無料でネットで新幹線が予約できるスマートEXとJ-WESTカードを用いたエクスプレス予約の徹底比較はこちらの記事になります。
Contents
J-WESTカード「エクスプレス」のメリットのまとめ
まず、公式サイトに載っているメリットを一覧にしてみます。
年会費 | 1080円(税込) |
ブランド | JCB VISA MASTER |
使用可能サービス | エクスプレス予約 e5489 J-WESTポイント J-WESTプレミア・プログラム SMART ICOCA |
オプション | ETC |
家族カード | あり |
優待・特別キャンペーン | 会員限定キャンペーン 割引優待などあり |
付帯保険 | ショッピング保険 海外・国内旅行傷害保険 |
さて、これだとお得なようで本当にお得なのかこれだけではさっぱりわかりません!
一つ一つみていきましょう。
エクスプレス予約ができる!
これがこのカードの最大のウリ。
東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約「EX予約」が使用可能。
J-WESTカードの他にEX-ICカードというものが別に送られてきます。
【2018.1.13追記】
2017.9.30より「スマートEX」サービスの開始に伴い、J-WESTカードなしでもネットで新幹線が予約できるようになりました。
どう違うのか?どちらの方が安いのか?については下記の記事を参照してください。
関連記事:スマートEXで新幹線がネット予約できるけど、結局いくら安いのよ?エクスプレス予約と徹底比較!
あとはネット上で予約、席もしっかり指定できます!
実際の動作画面はこちら。
かなり直感的に使用しやすい設計ですね。シンプル。
で、希望の日時を入れると
希望の列車を選択し、座席指定に進みます。
リアルタイムで座席の空き状況が確認できます。
わかりやすい!!次の画面で決済して終了です。
乗車時にはSuicaなどと同じ要領で、EX-ICカードで改札に入ることができます。
注意点としては、下車時に在来線に乗り換える場合にはそこから先の区間を乗るためのSuicaやICOCAを合わせて二枚でタッチしなくてはいけませんのでご注意ください。
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グリーンプログラム
先ほどちらっと出てきた「J-WESTポイント」とは別に「グリーンプログラム」というものもあります。どういうものかというとここは公式より
グリーンプログラムは、エクスプレス予約で乗車すると、利用区間に応じて、登録不要で自動的にポイントが貯まる、便利でおトクなプログラムです。
ポイントを貯めると、普通車指定席のおねだんでグリーン車が利用できます。(グリーン特典・席数限定)
ネットで新幹線を予約して乗車すると、申請不要で自動的に独自のポイントが溜まって、そのうちタダでグリーン車に乗ることができるようになる、ということですね。
さて、どれくらい乗ればグリーン車にタダで乗れるのでしょうか。
これは表がかなり細かく設定されているので公式のこのページを参照してください。
おそらく利用頻度の高い路線をすこし抜粋してみます。
東京 | 新大阪 | 90pt |
東京 | 広島 | 130pt |
東京 | 博多 | 150pt |
名古屋 | 新大阪 | 20pt |
名古屋 | 広島 | 90pt |
京都 | 広島 | 50pt |
新大阪 | 広島 | 50pt |
新大阪 | 博多 | 110pt |
さて、使用するときは下記の分だけグリーンポイントが消費されます。
のぞみ | ひかり | こだま | |
必要ポイント数 | 1000 | 800 | 600 |
800ptでひかりのグリーンに乗るか、1000ptでのぞみのグリーンに乗るかは好みってことですね!
まあこの特典は相当新幹線に乗る人でないとあまり恩恵が少ないかもしれません。
私自身は年に1か2回は無料でグリーン車に乗っています!
ちなみにグリーンポイントの有効期間は算定が1月から12月、その次の年の1-6月までです。
いい企画だと思うのですが、この期間がめちゃくちゃ短いのには要注意!前年度に貯めたグリーンポイントは次の年度の6月までに消費しなくてはなりません!
JALやANAのマイルは有効期間3年間なのに、このグリーンポイントの有効期間の短さ(半年!)だけは凶悪です。。
e5489
いーごよやく、と読みます。
JR西日本・四国・九州エリアの新幹線と在来線特急のネット予約と座席指定ができるサービスです。適応エリアは下記公式より引用。
関西圏に住んでいて、実家がこのエリア内にあり、年に何回か帰省するケースなどでは使えますね。
しかしほとんど都会だけで生活している場合は九州・四国・中国地方へ年に何度も旅行することは少ないと思われます(仕事でこのエリアに出張が多い方は別です!)
ただ、九州・四国・中国エリアにあまり行かない方であっても関西空港へ「特急」はるかを利用するケースではこのメリットがあります。
実際にやってみましょう。
仮に京都ー関西空港の利用としてみましょう。検索はかなり見やすいですね。
さて、お値段はというと
通常価格3370円なのが、チケットレス特急券を使用すると2600円になりますね!案外安いです!(対抗馬になるバスは2500円です)
これならはるかの快適さを考えるとバスにも対抗できるのではないでしょうか。
実際に活用するとこのような感じになります。
J-WESTプレミアプログラム
実は新幹線にも上級会員プログラムがあるんです!こちら公式から参照。
ただし!年間の山陽新幹線・北陸新幹線の乗車回数が多い方が対象です!
残念ながら東海道ではありません・・・
私もあまり山陽・北陸新幹線は乗りませんので残念ながらこの恩恵には預かっていませんが、一応どういうシステムか見てみましょう。
プラチナ・ゴールド・シルバー・・・ラウンジの利用・・・ポイントボーナス・・・空マイラーには見慣れた単語が並んでいますね笑
ちなみに、新幹線の上級会員になるのは難しいですが、飛行機の上級会員は一度獲得すると一生維持できますのでお得です。
J-WESTポイント
通常のクレジットカードと同様、J-WESTカードもポイント還元があります。
基本還元率は0.5%、つまり1000円使用で5ポイントになります。
通常使用には使えない還元率です。しかし!このカードではSMART ICOCAへのチャージ及び列車に乗るたびポイントが付きます!
この点が公式だとちょっとわかりにくいんですよね・・・
まとめると、J-WESTポイントの獲得方法は下記。
・SMART ICOCAへのスマートチャージで0.5%還元
・列車利用ポイント(JR西日本の自動改札使用時)月額利用金額200円毎に1ポイント
実際のポイント管理画面を見てみましょう。
スマートICOCA列車利用ポイントとJ-WESTカード利用、というのが明確にわかれていますね。
SMART ICOCAにチャージするときに0.5%、一ヶ月で改札を通って使用した金額に対して0.5%還元の二重取りになっているということですね。
案外、JRを日常生活でよく使う人には馬鹿にならないポイントでして、一旦セットアップしたあとは何も考えずに使っていると実に4200ポイントも知らぬうちに貯まっていました!
ポイントの交換方法、交換先
さて、ではJ-WESTポイントはどのように使うことができるのでしょうか。
①SMART ICOCAにポイントチャージ
この方法だと1000pt=1000円分移動費として再利用できます。
まあ、良いのですが特にお得感はありません。
②JR西日本の商品や特典と交換
JR西日本が用意した景品と交換も可能です。
しかし・・・この商品が本当に微妙です。
一覧は公式サイト参照。
オリジナルマグカップで1200pt・・・1200ptも消費して選ぶ人がいるんでしょうか・・・
カモノハシちゃんのぬいぐるみ。1300pt。この世知辛い世の中で・・・涙。
【2018.2.22追記】
J-WESTポイントのおすすめ交換先については、別途記事を作成しました。
交換先に悩む方は、こちらもどうぞ。
特急券のみEX予約+乗車券分を高還元率カードがおすすめ
というわけで、J-WESTカードの「エクスプレス予約」自体は非常に便利なのですが
①還元率が低い
②ポイントがICOCAに再チャージくらいしか用途がなくマイルには変換できない
という問題があります。
この問題を解決するには「特急券だけエキスプレス予約で確保して乗車券は還元率の高いクレジットカードで別途購入」が良いのではないでしょうか。
まとめ
関西圏に住む方であればJ-WESTカードは年会費1080円にしては非常にメリットのあるカードだと思います。ネットでいつでも新幹線・はるかが予約可能で座席指定可能、しかも直前までネットで予約変更も可能!
ポイント還元率は高くありませんがSMART ICOCA併用で日常生活で案外ポイントを貯めることができます。ただしマイルへの交換はできないので、乗車券を別に購入するなど一工夫が望ましいでしょう。
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