【最終更新2017.1.18】
JALにもANAにも、飛行機と宿泊がセットになっていてディスカウントになっているプランがありますが、それのキャセイ・パシフィック航空バージョンになるのがキャセイホリデー。
普通にバケーションに使ってもお得になるシーンがありますが、JALの上級会員JGCを目指す修行にも使えます。
JGC修行全般についてはこちらの記事を参考ください。
キャセイパシフィック航空のキャセイホリデーを使えば、比較的安価にビジネスクラスを楽しみつつ、そこそこのレベルのホテルに宿泊し、FOPも貯めることができるのでオススメです。
さらに東南アジアで完結するため、距離的にも週末もしくはプラス一日で完結するのが魅力です。
この記事の中で、キャセイホリデーの実際の使い方などを見ていきます。
Contents
キャセイパシフィック航空(CX)とは
キャセイパシフィック航空は香港を本拠地とする航空会社。
イギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けでは5つ星の認定を受けています。JALと同じワンワールド・アライアンス(航空会社連合)に所属していますので、クラスによってJALマイルやFOPも貯められることになっています。
JALマイルへの積算率は公式よりの表が参考になります。
ざっくりとビジネスクラスは区間搭乗マイル×1.25倍という理解で良いと思います。
ちなみに今回利用するキャセイホリデーのビジネスクラスはブッキングクラスIになります。
キャセイは就航都市が多いのも魅力ですが、日本から利用する場合は基本的に香港乗り継ぎになります。
一見面倒そうに見えますが、キャセイの香港のラウンジはとても快適ですし、各地からの便数も多いため乗り継ぎ時間も許容範囲内であることが多いです。
特に個人的に特筆すべきなのは関西ベースの場合での使いやすさです。
google先生による、香港〜関西空港のスケジュール一覧です(香港発版)
毎日飛んでいる便だけ数えて見ても、ANAのわずか一便に対してキャセイは四便。
他は香港エクスプレスとPeach。東京に比べて関西はいろんな点で不利ですが、キャセイ+香港乗り継ぎを使えばわざわざ国内線に乗らなくても良くなります。
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キャセイホリデーならビジネスクラスをお得に楽しめる
さて、JALのダイナミックパッケージやANAの旅作と同じですが、キャセイの場合も航空券+ホテルを抱き合わせで予約することでそれぞれ単品で予約するよりも安くなることが多いです。
公式HPの「フライト+ホテル」の検索を進めると値段が表示されます。
これから値段を見て行きますが、どこへ行っても概ね15万円程度で週末二泊のホテル付きが用意できます。
まずは本拠地・香港への往復の場合
さて、ここでは3/4金曜から3/6日曜までで週末旅行をするケースを考えて見ましょう。
まずは距離的に近い香港へ週末往復する場合。
旺角駅近くの4つ星ホテルのroyal plaza hotel二泊付きで10万円ちょっと。
私も以前宿泊したことがありますが、立地も良くおしゃれなホテルでしたね。
(窓際にあるのは私の旅行用の通称:家出バッグです)
獲得FOPは下に表で整理したのでご参照ください。
私は関西ホームなので今回の計算は関西ベースとしていますが、東京ベースでもそれほど大きくは変わりません。
ざっくりホテルが2泊40000円程度だとすると6万円で獲得FOPは3800FOPなのでFOP単価は15.7これだとちょっと修行にしては不満足な数値ですね。
香港乗り継ぎで香港以遠に行くケースが少しお得
さて、では香港で乗り継ぎしてもう少し遠くに飛ぶ場合を見てみましょう。
バンコク
バンコクの場合は下の表からビジネスクラス往復で3800(KIX-HKG)+2650(HKG-BKK)=6450FOPとなります。
東京発着は4550+2650=7200FOP。
ヒルトン二泊つきで16万円。
フライトスケジュールは
金曜 KIX-HKG 9:30-12:55 HKG-BKK 14:25-16:25
日曜 BKK-HKG 19:10-22:50 HKG-KIX 1:50-06:15
これだと月曜日の仕事が辛いので、もしくは
日曜 BKK-HKG 8:25-12:10 HKG-KIX 13:05-19:35
こちらもヒルトン二泊で4万円とするとFOP単価は約18.6、5万円とすると17となります。
もう一声!というところですね。
次行ってみましょう〜。
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クアラルンプール
クアラルンプールの場合は3800(KIX-HKG)+3925(HKG-KUL)=7725FOP。
東京発着の場合は4550+3925=8475FOP
クアラルンプールはホテルが全体的に安いこともあってインターコンチネンタル宿泊付きで15万円程度。ホテル代を2万円とするとFOP単価は約15.3。
旅行を兼ねて、ということなら許容できるレベルになってきましたね。
シンガポール
続いて、シンガポールの場合は3800(KIX-HKG)+4000(HKG-SIN)=7800FOPとなります。
東京発着は4550+4000=8550FOP
ホテル代の高いシンガポールでグランドハイアット二泊つきで15万円。
これはかなりお得なのではないでしょうか。
ちなみにこの区間のビジネスクラスを普通に予約しようとすると163200円になります。
ホテルがついた方が安いかもしれないというのは驚異的ですね・・・
agodaで調べるとこの期間の一泊料金は23000円。
二泊で約5万円とするとFOP単価は約12.8。
普通にビジネスクラスで旅行して、香港のラウンジも満喫して、ホテルもついてこの単価ならかなり高得点だと思います。
ちなみにシンガポールは便数も多いことからスケジュールも有利なのでいいですね。
ただ修行僧的にはシンガポールはよく行くので別のところができれば・・というのが贅沢な悩みでしょうか。
プーケット
さて、次はちょっと目線を変えてリゾートのプーケットを見てみましょう。
獲得FOPは3800(KIX-HKG)+3600(HKG-HKT)=7400FOP、東京の場合は4550+3600=8150FOPとなります。
ハイアット・リゾート宿泊で16万円。意外にリゾート路線でも使えるかもしれません。
ただし、この値段は金曜夜は香港でのトランジットなので現地宿泊は1日になっていますので注意です。
スムーズに乗り継げるようにすることもできますが2〜9万円(!)ほどの追加料金の設定になっていますので、もし納得できるスケジュールが組めるなら検討しても良いかもしれません。
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コタキナバル
最後に個人的に近いうちに行ってみたいコタキナバル。
3800(KIX-HKG)+2850(HKG-BKI)=6650FOPとなります。
おおっと、こちらもやはり約15万円ですね。
いいじゃん!と思いますがこちらも乗り継ぎが結構ネック。
デフォルトの設定便は
金曜 KIX-HKG 18:05-21:35
土曜 HKG-BKI 17:10-19:15
日曜 BKI-HKG 12:00-15:00
月曜 HKG-KIX 01:50-06:15
となっており、とてもじゃないけど週末旅行には使えないスケジュール。
うーん、コタキナバルならマレーシア航空を探した方がいいかもしれませんね。
マレーシア航空は頻繁にセールをしており、安くビジネスクラスに乗ることができます。
当サイトでは適宜最新情報をフォローしていますので、最新情報は当サイト内JAL&ワンワールドカテゴリからどうぞ。
各区間のマイルとFOP
わかりやすいように香港乗り継ぎの場合の区間マイル数を表にしておきます。
milage calculatorの計算結果。
区間 | 行き先 | 区間マイル数 | 1.25倍 | その往復2倍 |
NRT/HND | HKG | 1820 | 2275 | 4550 |
KIX | HKG | 1520 | 1900 | 3800 |
HKG | KUL | 1570 | 1962.5 | 3925 |
BKK | 1060 | 1325 | 2650 | |
SIN | 1600 | 2000 | 4000 | |
BKI | 1140 | 1425 | 2850 | |
HKT | 1440 | 1800 | 3600 | |
SYD | 4580 | 5725 | 11450 | |
MEL | 4600 | 5750 | 11500 |
NRT成田 HND羽田 KIX関西空港 HKG香港 KULクアラルンプール BKKバンコク
SINシンガポール BKIコタキナバル HKTプーケット SYDシドニー MELメルボルン
オーストラリアは週末旅行には厳しいですが、HKG起点の場合を把握しておきたかったのでメモです。
まとめ
キャセイパシフィック航空のキャセイホリデーはホテル+航空券で割安のチケットを出してくることで有名です。
行き先にもよりますが概ねどこへ行っても15万円程度、往復ビジネスクラスに宿泊2泊付いていると考えると十分値打ちのある金額だと思います。
細かく見て行くと、フライトの便数とホテル代を考えるとシンガポールが一番コストパフォーマンスが良さそうです。
FOP単価は14円そこそこになってしまいますが、楽しく旅行しながらFOPを貯めたいという方にはオススメです。基本的には沖縄路線で稼ぐとしても、間にこういったお楽しみフライトを入れてみるのも楽しいと思います。
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