【最終更新2018.1.24】
世界最大のホテルチェーン・マリオットインターナショナルとユナイテッド航空の間には親密な関係があり、お互いのメンバーシップやマイル・ポイントの交換などにおいてお得なレートが設定されています。
マリオット・リワードポイントをユナイテッドのマイルにする時に少し有利なレートになるのが有名ですが、マリオットの最上級会員プラチナになるとユナイテッド航空のマイレージプラス・シルバーへステータスマッチが可能です。
せっかくマリオット・プラチナチャレンジを終えSPG&マリオットのプラチナになった事ですし、ユナイテッドのステータスマッチもしてみる事にしました。
Contents
マリオット公式ページから手続き
公式ページ:https://mrrewardsplus.com/ja_JP/
マリオットのプラチナからユナイテッドにステータスマッチするには、この画面の「リワードプラスを登録」から手続き開始。
認証のために登録済みのメールアドレスにTemporary Codeが送られますので、これを入力。
で、真ん中のボックスにマイレージプラス番号を入力。
これで完了です。7-10日でアカウントに反映されますよ〜と書いてありますね。
私の場合は翌日にはアカウントがプレミアシルバーに変化していました。
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ユナイテッド航空プレミアシルバーでできること
ユナイテッド航空のプレミア資格一覧とベネフィットは詳細にはユナイテッド航空公式を参考ですが、これがまたわかりにくいこと!
そもそもユナイテッドの上級会員資格としては下記の4種類あり、それぞれの達成条件は・・
ランク | 達成条件 |
プレミアシルバー | 25,000 PQM or 30 PQS |
プレミアゴールド | 50,000PQMまたは60PQS |
プレミアプラチナ | 75,000PQMまたは90PQS |
プレミア1K | 100,000PQMまたは120PQS |
PQM=プレミア資格対象マイル、PQS=プレミア資格対象区間。
聞きなれませんが、PQMがJALのFOPやANAのPPに似たようなものという解釈で良いでしょう。
プレミアシルバーは、名前はかっこいいけど最底辺ランクになります。
果たしてステータスマッチするメリットがあるのか?ちょっと検討してみます。
エコノミープラスの無料指定
エコノミープラスって日本では耳慣れない単語ですが、「ちょっと足元が広い普通席」のこと。
先日アメリカへ行ってきた際にユナイテッドの国内線にも数本乗ったのですが、案外タダでももらえるならありがたい特典かな〜と。
と、いうのは通常手段でエコノミープラスを予約しようとすると約1-1.5万円かかるんですよねぇ。
日本だったら+1000円でクラスJに乗れるのに、1万なんて追加で払う気には全然なれませんね!
ステータスマッチするだけで可能性が生じるなら、申請だけしておいても良さそうですね。
(実際にはよりランクが高い人から事前指定可能なので、落ちてくるはは運次第。。)
無料プレミアアップグレード
シルバーでも一応無料アップグレードの対象になります。
ただしベーシックエコノミー運賃(Nクラス)の場合はプレミアムキャビンへのアップグレードの対象にはなりませんと明記されていますね。
また、アメリカは国土も広いですし出張族でものすごい飛行機に乗っている人も多いはず。
もちろんゴールドやプレミアメンバーから順にアップグレードされるはずなので、ちょっと現実的なメリットはなさそうですね。。
(コメント欄参照)
シルバーで優先セキュリティ&優先手荷物も付いていることを考えると、UAシルバーは相対的にお得だと言えるかもしれませんね!
プレミアボーナスマイル
通常、購入金額(ドル)×5マイルが獲得マイルですが、プレミアシルバーになっていると購入金額(ドル)×7マイルにアップされます。
ちなみに今回アメリカ国内線で支払った金額はシカゴ〜ニューオーリンズが約300ドル、ニューオーリンズ〜ヒューストンが約100ドルだったので・・
ステータスなし:400×5=2000マイル
プレミアムシルバー:400×7=2800マイル
うーん、長距離や何度もユナイテッドに乗るケースでないとあまりお得感はありませんね(当たり前か。。)
プレミア・アクセス
一番使えそうなのはこれ、プレミア・アクセス。
(ただし、ANA SFCを持ってる場合には特別感はありません)
優先セキュリティチェック(対象空港のみ)
優先搭乗
優先手荷物取り扱いサービス
プレミアデスク専用回線
実際にアメリカ国内線のユナイテッドに乗ると、中でも優先搭乗は結構助かります。
体の大きいアメリカ人を避けながら「Excuse Me」と声を張り上げて席に座るのって日本人的にはケッコー気を使いますし、オーバーヘッドの取り合いも避けられますから!
(チェックインは最近はほとんど機械で自分でやるのでメリットはほとんどない)
ちなみにプレミアシルバーではラウンジ=ユナイテッドクラブは使えません。
ユナイテッドクラブは下記の記事のような感じで、スペースは十分ですが、利用者も多く食事は最低限。さらにアルコール類は有料と・・まあ使えれば楽よね〜という感じ。
(私はANA SFC付帯のスターアライアンス・ゴールド資格で入室しています。)
スターアライアンス・シルバー特典
プレミアシルバーはスターアライアンスのシルバーが自動的に付帯します。
これまたシルバーとは名ばかりの特典でありまして
優先予約空席待ちリスト
ご希望のフライトに空席がない場合、出発日前に空席ができた時点で優先的にご予約いただけます
優先空港スタンバイ
空港にてフライトの空席待ちをされる場合、優先してお席を確保いたします。
ということなので、実用性はありませんね!
まとめ
マリオットのプラチナステータスがあればユナイテッド航空のプレミアシルバーにステータスマッチが可能です。
手続き一つでできちゃうので、マリオットプラチナチャレンジでプラチナになったら一応申請しておくと良いのですが、実際に使えそうなのは「もしかしたらエコノミープラスが当たるかもしれない」のと「プレミアアクセスはちょっと助かる」といったところかな〜と思います。
アメリカ国内線をガンガン使う方なら、役に立つ場面もあるかもしれませんが、大多数の日本人にはそこまで恩恵がないかもしれませんね〜。
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プレミアシルバーでのチェックイン時エコノミープラス無料アップグレードについてですが、個人的には国際線・国内線ともにアップグレードに失敗した経験がないです。
OWからスタアラに鞍替えしてからアジアとアメリカで4-5往復してますが、大抵バルクヘッドに座ることができました。特に、シンガポールーサンフランシスコ便のような満席御礼のフライトでも、チエックイン時にまだ最前列に空きがある表示でした。
国内線でも同様でした。
ちなみに、JMBクリスタルだった際、(同様のルールの)アメリカン航空でもメインキャビンエキストラを取り損ねたことがないです。
推測ですが、そもそも$100(国際線ともなると~$200)をだしてアップグレードする一般客があまりいないのかもしれません。
もちろん、ゴールド、プラチナ、1K、グローバルサービスの方が優先的に座れる座席ですが、1K・グローバルサービスは(国内線では)アップグレードされる確率が比較的高そうですし、国際線でもGPUなどを使う人が多いのではないでしょうか?
そこでアップグレードされるまでの「保険」として上級会員がキープしてたエコノミープラス席が空くことによって、私のような下っ端シルバー会員でもいい席にありつける状況になってるのかもしれません。
ちなみにプレミアアクセスについてですが、特にアメリカの空港では「優先セキュリティ」っていうのは結構デカイ気がします。時間帯・空港にももちろん依りますが。「優先手荷物引き渡し」も何気に助かります。しかもこの2つは他アライアンスだとゴールド以上にしか使えないような特典なので、シルバーでも使えるユナイテッドは結構コスパがいいと思います。(もちろん、シルバーにも開放することによって特典の利便性が他キャリアに比べて落ちてる感も否めないですが。対象の旅客もその分多いですしね。)
どちらにしてももうすぐスタアラゴールドに到達するのが待ち遠しいです・・・
>anonさん
コメントありがとうございます。
なるほど〜そうなんですね!私は今回シカゴ〜ニューオーリンズとニューオーリンズ〜ヒューストンはいずれもUAの最安値で乗ったのですが、どちらも本当に満席近くて、おおお・・・という感じでした。。(そのときはSFCだけで、プレミアシルバーは持っていなかったんですけども)
それほどUPが頂けるなら、プレミアシルバーも結構期待できるってことですね〜あとで本文を追記します!
エコノミープラスといえども、これ座れたら楽だろうな〜と今回は横目に見ていたのでした。。
それにしても満員御礼のSIN-SFOでもそんな感じなんですね・・そりゃ確かにすごいです!
そして、シルバーで優先セキュリティと優先手荷物もついているのはUAのいいところですね・・!
確かに、わざわざ100USDも出してUPする人は少なそうなので、比較的落ちてきやすい状況なのかもしれませんね。。
今年も(多分)アメリカ行くことになると思うので、今度は本家UAのプレミアシルバーを引っさげて次回は期待したいと思います。